鬼唄

鬼唄  作詞:紅生姜葱男


泣声(なきごえ)とともに捨てられていた

小(ち)っちゃい小(ち)っちゃい憐みの命

「酒の為なら悪逆(あくぎゃく)無道(むどう)」

育ての鬼さえ、成す術(すべ)尽きる


その日その日が楽しければいいと

ヒトの事など考えなかった

みるにも、見かねた帝(みかど)の勅(ちょく)が

「鬼を倒せ」と頼光に告げた


鬼になって

鬼になって

初めて気付く

鬼の気持ち


鬼になって

鬼になって

酒の旨さが染(し)みてくる


嘘を吐(つ)いては、人を騙(だま)し

見てない振りして、盗みを働く

体を張って見張ってくれた

鬼になれば与えらる力


小(ち)っちゃい小(ち)っちゃい頃など忘れ

親の顔など思いも出せずに

力の限り鬼とともに

力の限り暴れて行こう


鬼になって

鬼になって

初めて気付く

鬼の覚悟


鬼になって

鬼になって

ボスの背中を思い出す


鬼になって

鬼になって

初めて気付く

鬼の気持ち


鬼になって

鬼になって

酒の旨さが染(し)みてくる


END